'15.9.22「先輩と彼女」完成披露上映会・舞台挨拶@新宿バルト9


完成披露上映会での舞台挨拶の内容を文字起こし。自分のメモ頼りなので若干違うところあるとおもいます。翌日のWSなどにあった部分はなるべく正確に書くようにしてます。

Q.完成披露を迎えた気持ちと挨拶
志尊「本日はお集まりいただきまことにありがとうございます。美野原圭吾役を演じさせていただきました、志尊淳です。このたびはこんなにキラキラした世界観の少女漫画原作という作品に出させていただけてとても幸せに思っております。みなさんどうでしたか?この作品がひとりでも多くの人に届くように頑張っていきたいと思います。」
芳根「おはようございます。今日はこんなたくさんの方にお越しいただけて本当に嬉しく幸せに思います。わたしはりかを演じていて恋っていいなってすごく、改めて思ったんですけど、みなさんにもそういう気持ちが伝われば嬉しいなと思います。」

Q.大ヒットコミックの映画化ということでそれぞれのキャラクター、どういったところを意識して演じたか
志尊「僕最初お話いただいたときは少女漫画の主人公ということで、もうかっこよくいなきゃいけないんだなということですごくプレッシャーがあったんですけど、実際美野原圭吾っていう役を軸として作品を見たときに、すごく人間らしさというか等身大の高校生の部分を感じたので、そこを意識して役として生きようと思いましたし、なんと言っても監督が撮影のときにかっこよくしようとかあんまり思わなくていいよって私達がかっこよく撮るのが仕事だからって言ってくださったんですよ。それを聞いてプレッシャーとかがなくなって、肩の荷が下りて演じられました。(Q.じゃあ全然意識せずに?)そうですね、だと思ってたんですけどキメるところはキメてって言われてて。そういうメリハリをつけて演じることを意識しました。」
芳根「あの、さっき名前を名乗り忘れました、都築りか役の芳根京子です。わたしは原作を読ませていただいて、とにかくキラキラした世界でりかちゃんがすごく一生懸命に頑張ってる姿を見て、わたしこれ出来るかなっていう不安がものすごくあったんですけど、そんなに気を張らず純粋に恋をして、みの先輩が大好きなりかちゃんでいればきっと監督がどうにかしてくれるだろうっていう気持ちで、本当にスタッフさんと共演者の方を信じて、とにかくみの先輩が大好きな気持ちを忘れないでこの一ヶ月がんばろうと思いました。(Q.かなりストレートな役だと思うんですけど似てるなってところとかは?)わたしも一途で、好きになるとずっと好きなタイプなのでそこは共感できるところでした。」

Q.撮影中のエピソード
志尊「撮影中はとにかく寒かったっていうのがありまして。あれ撮影したのが2月だったんですけど、春夏秋冬全部の季節があって半袖とかあったんですけど、僕すごく意識してた部分がありまして、少女漫画っていう世界観を壊したくなかったので例えば半袖の夏のシーンはインナーを着ない、シルエットを重視するとか、そういう部分をすごく意識してやってて、まあ寒さ凌ぎをしながらもそういうところも大事に作っていきたいなっていうのでやってましたね。(Q.かなりキツイんじゃないですか?)いや、でも作品のためならとおもってやりましたね。でも中になにかを着込んでいいときのシーンはすごかったよね。ホッカイロを人生で初めてなんですけど3、40個身体に付けて」
芳根「あのおんぶされるシーンではわたしがおぶわれてるので志尊くんの背中に、お願いしてびっちりカイロを貼っていただいて。」
志尊「芳根ちゃんがあったかくなるように僕の背中にカイロをたくさん貼ってました。」
芳根「わたし用のカイロが志尊くんの背中にたくさん」
志尊「そう。すごかったよね!防弾チョッキみたいになってました。」
池田監督「あのシーンは実は撮ってる最中は雨が上がったんですけど直前はまで雨が降ってて天気予報でちょうどこの一時間だけ雨が上がるっていうところを狙ったりして撮ってて、だからめちゃくちゃ寒くて。わたしとかすごく着込んでるのに(ふたりが)ぶるぶるしてるのわかるので、すごい大変だったと思います。」
Q.芳根さんはなにかエピソードありますか?
芳根「今は志尊くんとドラマをやっていて同じ歳の設定だったので普通にお話させていただいてるんですけど、当時はずっと敬語を使ってて」
志尊「そうだね」
芳根「ドラマが始まってすぐもまだわたしはずっと『志尊くん今日ナントカですか?』みたいな感じで、先輩感がすごく強くわたしの中であったので、しばらく抜けなかったですね。」
志尊「だから本当に普段からそういう、先輩先輩って感じで来てくれたので、すごく役に入りやすかったなっていうのはありました。」

志尊「すごく現場の雰囲気が良くて、みんなで作ろうという一体感もありましたし、タイトなスケジュールの中だったんですけど」
Q.みんなで話し合ったりとかしたんですか?
志尊「リハーサル期間がありましたね。」
池田監督「そうそう、リハーサルでまずみんなで仲良くなる期間から作って」
志尊「ゲームからやって。オセロから始まったんですけど、あれも一回芳根ちゃんと志尊くんとオセロやってみてって言われて。会って間もなくて無言でずっとオセロやって」

Q.窓ドンとかキュンとしましたよね?(会場静か)
志尊「誰も賛同してないじゃないですか!」
Q.キュンとするところは演じてていかがでしたか?
志尊「現場でも次キスシーンだぞ〜とか次壁ドンだぞ〜〜とかいう空気は流れるんですけど、僕がすごく意識してたのは見てる方が何も違和感がないように演じてたので、実際やるときはそれをどうこうっていうのはなかったんですけど、あの、壁ドンのときはちょっとね、あの、ずっと爆笑してるんですよ僕の顔見ながら」
芳根「ごめんなさい……ちがっ、違うんです。なんかあまりにもナチュラルにやるんですよ。だから監督とも日常生活でもやってるんじゃないかと」
志尊「やってません!ほら〜、もう書かないでくださいよ?!記事に!やってませんからね!普段はやってませんから」
芳根「でもそれくらいナチュラルだったので、ごめんなさい笑っちゃいました」
志尊「爆笑してたもんね」
Q.確かにすごく自然でしたよね。
志尊「でも僕顎クイってあったじゃないですか。あれ実際原作にはなくて、監督に志尊くんちょっと顎クイやってほしいんだって(直前に)言われたんですよ。で、僕顎クイっていうものを知らなくて、なんですかって聞いたら、顎をクイっとするんですって言われたんです、チューをする前に。じゃあとにかくやってみますって言って、やったらやり方が間違ってて僕こう、顎を摘んで上げてたんですよ。」
芳根「顎のお肉を摘まんで…(ジェスチャーで再現)」
志尊「そしたら、やり方違う!って」

Q.せっかくなので生で…
志尊「いやいやいやいや…何をやればいいんですか…?」
Q.じゃあ窓ドンのところの決め台詞なんてどうですか?
志尊「窓ないけど……」
芳根「ここ窓!」
(ドンッ)
志尊「もう…帰りたい!後悔しか残らないですよ僕!」

Q.お二人自身は異性のこんな仕草にキュンとするっていうのはありますか?
芳根「笑顔です。真剣な顔から不意に笑ったりするとキュンとします。最近ギャップというものに気づきました、いいなって。」
志尊「仕草ですか…アッ髪を結ぶ瞬間とか。(Q.ポニーテールとかですか?)なんだっていいです、上げて、後ろでも前でも。(Q.前でも?!)こう、ぴょんっていうのもいいと思いますよ、アリです!でもそれは出かけるときにぴょんってされたらどうしたのってなりますけど、例えばじゃあお家にいるときにぴょんとか、そういうちょっとした変化が見られるとキュンとします。ギャップからのぴょんです」

Q.先輩にちなんだエピソード
志尊「僕この業界入ってからほとんどの作品が最年少で、だから先輩っていう立場になれてなくて。そのときの20歳ってすごく大人に見えてたんですけど今自分が20歳になってみるとそのときの20歳になれているのかなとか、そういう部分でまだ先輩になる器じゃないなって感じますね。今ドラマの現場でもほとんどが歳下の子達なんですけど、一緒になって一番ふざけてるくらいの勢いなので、なんか先輩になるのは程遠いなって感じます。(Q.先輩らしく意識するところは?)ご飯に行ったときに奢るとか、そういうところは見栄を張りたいですね」
芳根「あんまりなくて、でもこんなかっこいい先輩学校にはいなかったなって思います。こんな先輩いたら大変ですよね。」
志尊「いくらでも高校生活やり直したいなって思ってます。(Q.どんな高校生だったんですか?)もう高校時代から仕事をしてたのであまり学校に行ってなかったんですよね。だからこういう作品で高校生活を味わえたらいいなって思うんですけど、実際作品に入ると作品に徹してるって感じになるので、ちょっと高校生活に戻りたいですね。」
芳根「わたしも高校二年生から本格的に仕事を初めて通信の学校に変えたのでこういう、普通の高校に行ってる期間というのがあまり長くなかったので夢のような時間だったというか、空き時間とかみんなでワイワイしてる時間が本当に学校の休み時間みたいで。ご飯食べてるときとかも」
志尊「そうだね。そういうところで味わえたかなって思いますね。」

Q.お芝居にも一途にのめり込むタイプなんですね。
志尊「さっきの話と繋がったね」
芳根「……?」
志尊「アッなんでもないです」
芳根「…?繋がりました!」