戯言

 

初のドームツアーが決まった。嬉しかった。

 

あのアリーナツアーの予想だと、アニバーサリーイヤーこれでおわるわけないだろ?!と思ってはいたものの、ちゃんと発表されると安心するね。

ここ数年チケットが全然取れなくて、なんでドームやらせてもらえないのかな?ってただのオタクであるわたしすらも薄々思っていたので、本人たちはもっと思っていただろうし、さぞかし嬉しかったであろうなあ…とぼんやり考えながら、今日のコンサートのレポを見ていた。

 

日程で12/31が空けてあること、それも紅白かなあとこれまたぼんやり考えていたけれど実際「紅白を視野に」という文字列を見るとなんとも言えない気持ちになった。やっぱりいつまで経っても芸能界では紅白・月9は特別な存在みたいだ。

どんどん大きくなっていく姿を見続けて、あぁもうこんなになってしまったんだなあと寂しい気持ちを覚えたり、もう大丈夫だよなってなんだか親心にも似たような気分になってしまうときがあるけれど、彼らはそういう謂わばこちらから向ける「不確かな好きという気持ち」に対して人生をかけているのだよな。ぶっちゃけファンにとっては趣味のひとつであってそれに注ぐ時間やお金や気持ちがなくなったとしても生きていけるわけだけど、彼らはそういう安定しないものに向けて努力を続け、良いものを作り出そうとしている。そう思うと大した力にもなれていないただのひとりのオタクでもちょっとは存在意義があるのかもしれないとおもってしまう。

いつだかの公演の最後に、やまちゃんが「ぼくたち9人は9人の人生を捧げてHey!Say!JUMPをやっています、命懸けです」という挨拶をしたことを思い出す。そんな9人の命がかかったいろいろなものに果たして何か返せるほどのことがいつか出来るのだろうか。たぶん無理だ。けれど完全に自己満足だとしても、自分で自分が納得出来るまではその「不確かな好きという気持ち」を持ち続けていきたい。

 

10周年という記念すべき年に、またひとつ目標であったドームツアーというものが叶う瞬間に好きでいられてよかったなあと考えながら書いたオタクの戯言でした。